新型コロナウィルスが流行してから航空機の利用が激減している状況です。
激減している理由としては国際線がほとんど運休し、国内線も大幅な減便をしている為ですが、旅行に対する消費者の新型コロナウィルスに対する警戒心が大きいと思います。
その中でも密閉している飛行機に搭乗する事に抵抗を感じる方も多いと思います。
今回の国際航空運送協会(IATA)が行った発表では、飛行機の利用に関して「極めて安心」と言うことがデーターの裏付けにより証明されました。
先日、航空機利用によって感染したと考えられる新型コロナウイルスの感染事例を発表しました。
その結果は感染、感染した疑いが濃厚、可能性を含む感染例は44件と報告されています。
調査の対象期間に搭乗した乗客数は約12億人と言うことでしたので感染する可能性は非常に低いという結果になりました。
そして、現在の新型コロナウィルスに感染した3700万人から考えても無視しても良いくらいの結果となりました。
さらに、この44件の感染者は航空会社がマスクを義務つける前に感染した事例がほとんどで、新型コロナウィルスに関する対応を航空会社が行ってからは更に低下しているようです。
もちろん、この人数には検査から漏れている感染者や感染経路が不明な感染者も考えられます。
また、搭乗時間が長い国際線がほとんど機能していなかったことを考えると、実際の感染者や本来の感染したであろう人数は変わる可能性はあります。
ただし、今の航空会社の対策と、搭乗者の新型コロナウィルスへの意識(マスク着用や手を洗うか手を拭く習慣)、そして搭乗率の低さなどから考えると感染へのリスクが増えるとも思われません。
以前にテレビのニュースで特集を行っていましたが、飛行機での感染リスクに関して一見すると密閉されていて換気が悪い飛行機ですが実際の旅客機は、3分程で空気が入れ替わっているようです。
また、飛沫感染なので後方の方が咳をしたとしても前方の乗客の頭に飛沫が飛ぶので、そのままでは感染しないとも言っていました。
その他、空気の流れや循環する際のフィルターの機能により機内での感染リスクは効果的に減少しているとと言うことです。
航空機メーカーも新型コロナウィルスに対する感染リスクについて発表しています。
ボーイング社は機内で隣り合って座る乗客は、屋内で2m以上離れて立っているのと同じ状況。
エアバスも地上で他人から1.8m離れていることと同じ安全性と発表しています。
詳細な条件に関してはわかりませんが、感染者の少なさからも安全性は確保できていると思います。
そうはいっても、6月頃に飛行機に搭乗したときのことです。
国内線なのでほとんどがエコノミークラスになっています。
利用者は非常に少なく、新型コロナウィルスが非常に危機感を持って伝えられている最中で20名もいなかったと思います。
チェックインするときに窓側の席を希望して搭乗時間になったので搭乗しました。
前方から2番目の席の2人がけの窓側に座っていると前方に2人、隣にも人が座りましたのですいていそうに見えて混んでいると思っていました。
しかし、その後も新たに搭乗する乗客もほとんどいない状態でほとんどの席が空いていました。
前方の方も知り合いと言うことではなく、単に隣り合っただけのようです。
お互いに話をしたわけではありませんが頭の中では同じ事を考えていたようでキャビンアテンダントの方に席を移っても良いかと通路側の方が伝えたところ、全然空いているので好きなところに座ってくださいと言われてそれぞれ離れたところに座ることになりました。
なぜ、チェックインのカウンターでこういった席の配置にしたのかはわかりませんが、あの状況では今回の飛行機の安全性がわかっていたとしても釈然としないものを感じたと思います。
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